王毅国務委員兼外交部長は25日、中国の国連代表権回復50周年を記念して開催された藍庁論壇(ランティンフォーラム)に出席し、基調演説を行いました。
王部長は、「気候変動の問題について、中国はパリ協定の達成を積極的に推進し、それを断固として支持するとともに、環境保護と持続可能な開発のための対策形成を推進してきた。習近平国家主席は、第75回国連総会において、中国の2030年までの二酸化炭素排出のピークアウトと2060年までのカーボンニュートラルの達成を打ち出し、その後の『気候野心サミット』では、国の自律的な貢献度を高めるための一連の新しい取り組みを発表し、中国の歴史的意識と大国としての責任感を示した。2008年の国際金融危機後、私たちは責任あるマクロ政策を採用し、世界経済の回復をけん引するために重要な貢献をした。特に近年、中国は最も開発が立ち遅れた国々から25%の輸出を吸収している。G20の債務支払猶予イニシアチブ(DSSI)において中国は実施金額が最も高く、南北の格差を縮めるために実務的努力をしている。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行との戦いの中で、いち早く世界的な緊急人道活動を開始し、150以上の国と13の国際機関に緊急援助物資を提供した。習主席は、中国製ワクチンを世界の公共財とすることを宣言し、発展途上国におけるワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティの実現に尽力してきた。これまでに4億3800万回分のワクチンとワクチンの原液を90以上の国や国際機関に提供してきた。先月のグローバルヘルスサミットにおいて、習主席はさらに、感染症との戦いにおける国際的な団結を支援する一連の主要な取り組みを発表し、再び世界に向けて団結力の強い『中国の声』を発信した」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年6月26日