近頃、米国は再び新型コロナウイルスは中国の実験室から流出したと騒ぎ始めている。例を挙げると、2021年5月26日、バイデン大統領は声明を発表し(https://www.whitehouse.gov/briefing-room/statements-releases/2021/05/26/statement-by-president-joe-biden-on-the-investigation-into-the-origins-of-covid-19/)、米国の情報機関に90日以内に報告を提出し、中国が参加するいわゆる「安全、透明、根拠に基づく国際調査」に圧力をかけるよういっそう努めるよう求めた。
6月3日、トランプ前大統領は声明を発表し(https://new.qq.com/rain/a/20210604A04NKJ00)、「中国は世界中に死と破壊をもたらしたため、米国と世界に10兆ドルを支払うべき」と主張した。また、敵も含め全ての人が彼の「新型コロナウイルスは武漢の実験室から来た」という見方に賛同し始めていると自慢した。これについてどう考えるか、一言でいえば「手の内を出し尽くしたことの現れ」である。
6月8日、世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルス世界発生源調査報告の中国部分(WHOが召集したSARS-CoV-2発生源調査:中国部分――WHO・中国共同研究報告)を発表した。報告は各伝染ルートの可能性を評価し、動物と人間の直接伝染は「可能性はある~高い」、中間宿主を通じ人に感染は「可能性が高い~非常に高い」、コールドチェーンまたは食品チェーンによる感染は「可能性はある」、実験室での事故による伝染は「可能性は極めて低い」とした。これは騒ぎ立てる反中勢力にとってダメージになった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月28日