このほど、米国がキューバに対して制裁を加えたことについて、外交部の趙立堅報道官は23日の定例記者会見で、「中国は、キューバの政府と国民が社会の安定を維持するために払った努力を支持し、いかなる国もいわゆる『自由』『民主』『人権』を口実に他国に圧力をかけていじめたりすることに断固として反対する」と述べました。
報道によりますと、米財務省は22日、いわゆる「キューバでの抗議活動の弾圧」を理由に、キューバ革命軍の関係者と機関に制裁を科すことを発表しました。同時に、米国側はいくつかの国に、共同署名か個別の形で反キューバ声明を出すよう求めたということです。
これに対し、趙報道官は「米側は、ともすれば制裁のこん棒を振り回し、他国の内政に暴力的に干渉し、分裂や対立を引き起こしている。それよりもまず自国の人権問題を検討すべきだ」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年7月24日