中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議(六中全会)が8日から11日にかけて北京で行われます。中国共産党創立100周年という節目の年に開催される今回の中央委員会全体会議(中央全会)には特別な意義があり、中国共産党の歴史上3回目となる、歴史に焦点を当てたものとなり、「歴史を鑑にし、未来を創出する」重要な政治的決議が誕生すると見込まれています。
中央全会は中国共産党が国政運営を行ううえでの重要な手段の一つです。慣例によりますと、党の中央委員会は5年の任期中に7回の全体会議を開きます。最初と最後の会議は人事や党の全国代表大会の議事日程に関する内容を審議するもので、その他の5回は国政運営における重要な問題を解決するために行われます。中国共産党の100年の歴史を振り返ると、六中全会はこれまでに11回開かれたことがあり、主にイデオロギーや党の建設に関するテーマをめぐるものとなって、大きな注目を集めてきました。
まもなく開催される第19期六中全会では、中国共産党中央政治局が党の中央委員会に活動報告を行い、党の100年にわたる奮闘の歴史や経験、重要な成果が総括されます。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月7日