中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議(六中全会)が11月8日から11日まで北京で開催される。人民日報では、「六中全会の重要性とは? 会議では、どのような重要問題を検討するのか」について、以下のようにまとめた。
■第19期六中全会主要議題
▽中共中央政治局の中央委員会への活動報告。
▽中国共産党の百年奮闘の重大な成果と歴史的経験の全面的総括について重点的に検討。
▽「中国共産党の百年奮闘の重大な成果と歴史的経験に関する中共中央の決議」草稿の審議。
■決議の重要性
中国共産党の100年の歩みがもたらした4つの偉大な成果
▽ 懸命に奮戦し、不撓不屈であるよう人民を率いて、新民主主義革命の偉大な成果をあげた。
▽ 自力更生し、発奮して向上を図るよう人民を率いて、社会主義革命・建設の偉大な成果をあげた。
▽思想を解放し、鋭意進取するよう人民を率いて、改革開放と社会主義現代化建設の偉大な成果をあげた。
▽自信を持って自ら努力して向上し、正しい道を守って革新するよう人民を率いて、新時代における中国の特色ある社会主義の偉大な成果をあげた。
■中国共産党の100年の奮闘がもたらした4つの変化
100年間、中国共産党は初心と使命を忠実に遂行し、全国各民族人民を団結させ、率いて、この広大な中国の地で人類の発展の歴史における波濤の如く壮大で美しい絵巻を描いてきた。
▽近代以降100年以上奴隷のように酷使され、虐げられてきた中国人民を立ち上がらせた。
▽5000年以上の文明の歴史を持つ中華民族を全面的に現代化へと向かわせた。
▽500年以上の歴史を持つ社会主義思想が世界で最も人口の多い国で成功する道を切り開いた。
▽新中国を大きな足取りで時代に追いつかせ、中華民族の偉大な復興の明るい展望を開いた。
■重大な成果と歴史的経験を総括する理由
▽中国共産党創立100周年という歴史的条件の下で、社会主義現代化国家の全面的建設という新たな道のりに就き、新時代において中国の特色ある社会主義を堅持し、発展させるうえで必要。
▽「4つの意識」を強化し、「4つの自信」を揺るぎないものにし、「2つの擁護」をしっかりと実行し、中国共産党全体の足並みを揃えた前進を確保するうえで必要。
▽中国共産党の自己革命を推進し、党全体の闘争能力とリスクや挑戦への対処能力を高め、党の生命力と活力をいつまでも保ち、全国各民族人民を団結させ、率いて、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するための奮闘を継続するうえで必要。
■2つの重要な問いへの答え
全党は、唯物史観と正しい党史観を堅持する必要がある。
中国共産党の100年の奮闘の中から
▽過去に我々がなぜ成功したのかを明確にする。
▽今後も成功し続けるためにはどうすればいいのかを明確にする。
これにより、初心と使命をより揺るぎなく自覚的に実行し、新時代において中国の特色ある社会主義をよりよく堅持し、発展させる。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年11月8日