世界各地の人々は、新たな年の第1日を迎えた。人々に共通する願いは平和と発展だ。中国の習近平国家主席は12月31日夜に発表した年賀の談話で、今日の中国は世界と密接に結びついており、明日の中国はさらに素晴らしくなると強調し、さらに世界の素晴らしい平和と幸せや安寧を願い祈った。
これは中国の新年への願いであり、世界に贈る貴重な「お年賀の品」でもある。多くの国際情勢観察者は、習主席の談話は人々の心を奮い立たせ、世界を勇気づけたとの見方を示した。
中国共産党は過去1年の間に、第20回党大会の開催を成功させた。海外メディアは同件を「この1年間において中国で最も重大だった出来事」と評価した。同大会は中国が社会主義国家を全面建設する新たな道を切り開いただけでなく、中国が世界と手を携えて素晴らしい未来を創造するための、新たな出発点にもなった。中国は北京冬季五輪・パラリンピックの開催にも成功した。「団結の雪」は揺れ動く世界に希望と暖かさをもたらした。
中国は過去1年間にも、世界第2の経済大国の地位を維持した。年間の国内総生産は120兆元を超える見通しだ。貧困脱却の「堅塁攻略」の成果を確固たるものにして農村振興を全面的に推進し、自国の宇宙ステーションを全面的に完成させ、3隻目の空母の「福建」を進水させた。自国で開発した初の大型旅客機のC919が航空会社に引き渡され、クリーンエネルギーを創出する巨大な白鶴灘水力発電所が全面稼働を開始した。世界経済が後退した2022年にも、中国経済の強靭(きょうじん)であり、活力に満ち、長期的に好調に向かう基本面は変わらなかった。中国経済は世界経済の最も力強いエンジンでありつづけた。
過去1年間、世紀の感染症流行は長引いた。オミクロン株が世界を混乱させた。習主席は新年に向けての談話で「我々は未曾有の困難や試練と戦い勝利した。どの人にとっても容易ではなかった」と述べた。中国政府は国民第一、生命第一を一貫して堅持し、科学的で精確な予防と抑止を堅持し、時勢に応じて予防と抑止を最適化し調整し、経済発展と感染症の予防と抑止を統一的に計画して顕著な成果を収めてきた。習主席の「感染症対策は新たな段階に入った。今なお苦労を重ねる時期だ。皆が忍耐強く努力を続けるのだ。我々の前には夜明けの光がある」と語った。習主席の判断は中国に、そして世界に、貴重な自信をもたらした。変化し続け回復した中国は、世界により多くのチャンスをもたらすことになる。
習主席は、将来の中国には奮闘して奇跡を生み出し、自らの力を原動力に団結し、希望を託すことができる若者がいると強調した。国際社会は、コロナ後の中国が全世界からの投資を呼び込む「強力な磁場」になり、世界経済に力強い原動力を注ぎ込むと期待している。(CRI論説員)
「中国国際放送局日本語版」2023年1月2日