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japanese.china.org.cn |13. 03. 2023

サウジとイランの北京対話が成功 ②中国が仲介達成できたのはなぜか

タグ: サウジとイランの北京対話 
中国網日本語版  |  2023-03-13

 サウジとイランの敵対は長期的に中東版の「冷戦」とされ、かつ地域の安全構造に深い影響を及ぼしていた。多くの国が「仲介」を試みたが、成功しなかった。スンニ派とシーア派の二派に分かれ、かつペルシャ湾両岸で最大の国であることから、サウジとイランの「わだかまり」には歴史・宗教・地政学など多くの複雑な要素が絡み、両国の関係改善は達成できない任務だった。

 中国が達成できたのはなぜか。これはまず、平和と発展への渇望が中東の大地で芽を出していたからだ。戦火に苦しめられるほどこの渇望は強まり、平和の種はすべての垣根を乗り越える力を持つ。これは中国側が掲げたグローバル安全保障イニシアチブと高度に合致する。責任ある大国である中国は終始、友好的な姿勢で中東諸国と交流しており、常に中東の平和を促進し発展を支援する重要かつ建設的な力だ。中国は長年に渡り地域の平和と安全を促進するため積極的に奔走し、地域の重大問題を解消するため自発的に声を上げている。サウジとイランの北京対話は、このグローバル安全保障イニシアチブの成功の実践だ。

 中国の善意と誠意は各方面から信頼を得ており、中国側の解決方法も各方面から認められ、大きな魅力を示している。これは問題がどれほど複雑で、挑戦がどれほど厳しくても、相互尊重の精神に基づき平等に対話すれば双方が受け入れられる解決策を見いだせることを説明している。どの方向から見ても、サウジとイランの北京における握手と和解には節目としての意義がある。同時にこれは複雑な紛争の解決に範を垂れ、モデルを提供した。イエメン、シリア、ウクライナ、さらには世界の戦火に苦しめられている地域の一般人は、そこから対話の希望と平和の曙光を目にする。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月13日