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japanese.china.org.cn |25. 05. 2023

G7の実態は「G1+6」 ④少数の富裕国が世界を掌握する古い秩序は時代遅れ

タグ: G7 広島サミット
中国網日本語版  |  2023-05-25

 現在の米国は強そうに見えるが、力が及ばない。世界で覇権を維持するためには、仲間を抱き込み他のグループに圧力をかけ、さまざまな食い違いを利用し、作り出し、各国を分断しようとするしかない。G7は米国がこの戦略により国際秩序を把握し、全世界から刈り取るための重要なツールだ。ところが時代が大きく動き、世界の多極化の流れが持続的に強まり、新興市場国と多くの発展途上国が絶えず台頭する中、国際社会では平等で包摂的な、協力とウィンウィンの国際関係の構築を呼びかける声がより高まっている。G7という閉鎖的な「小グループ」、少数の富裕国が世界を掌握する古い秩序はいっそう古臭く時代遅れになっている。アラブ首長国連邦の英字紙「Gulf News」が「時代遅れのG7が重要でなくなった理由」と題した記事の中で記しているように、いわゆる「正義と悪の対立」という人を惑わす公式はすでに効果を失い、G7はお茶を濁す記念撮影のショーになった。

 米国は引き続きG7を利用し世界に号令をかけ、覇権を守ろうとしているが、同盟国との間で不和が広がっている。G7には世界の進歩を促す動機がなく、足並みを揃え行動する能力もない。溝が深まるG7、正当性が絶えず失われるG7は、「G1+6」としか呼べない。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月25日