「中華人民共和国対外関係法」が今年7月1日より施行となる。これは新中国の成立以降で初の、中国の対外活動重大政策、原則的な立場、制度体系を集中的に論述し、中国の対外関係発展を全体的に規定する基礎的海外関連法だ。「環球時報」が伝えた。

　中国は現時点で初の対外関係法を持つ大国であり、ゆえに今回の立法には鮮明な中国の特色がある。中国が日増しに世界の舞台の中央に近づく中、対外関係分野の総合的な立法の必要性が高まっている。これは一部の外部からの挑戦に対する短期的な対策ではなく、中国と世界の関係の発展を着眼点とする集大成の作だ。

　正しい心と信念を持っている人であれば、この対外関係法から読み取れるのは、中国の発展観・安全観・文明観や、系統的な人類運命共同体の理念など、すべて前向きな内容だ。対外関係法が世界に実際に伝えるのは、平和的発展の道を堅持し、新型国際関係の構築推進を堅持し、人類運命共同体を構築する中国の決意だ。中国は平和的な手段による国際紛争の解決を主張し、国際関係における武力使用もしくは武力による威圧に反対し、覇権主義と強権政治に反対する。これらは中国の外交の原則的な態度であり、厳かな法律の宣言と法律の実践にもなっている。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年6月30日