一部の米国及び西側メディアは中国の対外関係法に緊張し、さらには直ちに中傷を試みているが、これは不思議なことではない。まず、米国自身が長期的に法的行為を乱用しているという後ろめたさだ。米国は数十年に渡り、いわゆる国内法により他国への「ロングアーム管轄」を数え切れないほど行い、国際法と国際準則を蹂躙し、他国に対して違法かつ一方的な制裁もしくは恐喝・威圧を行い、多くの国に大きな害をもたらしている。米国は現在、中国がこの法律を発表すると自ずと、中国が同じ手段で米国に「報復」するのではと無意識に懸念している。これははっきり言えば彼らの習慣的なダブルスタンダードであり、後ろめたいことをやりすぎたことへの不安の現れだ。

　当然ながら中国の対外関係法の発表には確かに、米国の中国に対する度を越した理不尽な圧力という背景がある。中国は伝統的に和を以て貴しとなす国で、制裁に報復するツールを軽率に用いない。現在の対外関係法は法律の形式により、国家主権の安全と発展の利益を守る中国の決意をさらに表明した。この意義から論じると、対外関係法には棘がある。悪意を持ち中国と付き合い、中国の正当な権益を侵そうとすれば痛みを覚える。これも非常にはっきりしていることだ。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年6月30日