|
トルコ カパドキア
トルコ中部を訪れると、仙境の存在を信じられるだろう。それがカパドキアで、古ペルシャ語で「駿馬の楽園」と呼ばれる場所だ。数百万年にわたる火山活動を通じて、現在のカパドキア独特の風景が形成された。一部の玄武岩は数百年にわたる風化を経て独特の円錐形の外観となり、中には45メートルもの高さで現地で「奇妙な煙突」と呼ばれているものもある。こうした天然の奇観では飽き足らないかのように、人類は山の内部に穴を掘って住居や修道院といった施設を持つ地下の城を築いてきた。昔のビザンチン人が残した壁画が今でも見られる。 |
|