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訪仏観光客の買物額トップは中国人
発信時間: 2010-01-29 | チャイナネット

ここ数年の中国の絶え間ない発展に伴い、中国は多くの「世界トップ」記録を更新している。28日に放映された中国中央電視台(CCTV)のニュース番組「新聞聯播」では、2009年にフランスを訪れた外国人観光客の中で、最も多く買物をしたのは中国人だったニュースが取り上げられた。しかし、「中国人消費者は、豊かにならずして贅沢になってしまった。トップになったからと言って諸手を挙げて喜ぶべきことではない」と批判的な見方を示す人もいる。

同番組では、グローバル・リファンド社が最近発表した調査報告が取り上げられている。これによると、2009年にフランスを訪れた中国人観光客による現地での買物額はロシア人観光客を上回り、フランスでの「ショッピング王」の座に輝いた。

中国人観光客がフランスでのショッピング王になったニュースは、21日にフランスAFP通信が発表したもので、海外付加価値税(VAT)払戻手続サービス世界最大手グローバル・リファンド社の調査による。フランスで課税されたVAT税額ランキングで、2009年に中国人観光客がフランスで購入した免税品の総額は1億5800万ユーロと、ロシア(4700万ユーロ)を大きく引き離しトップに立った。また、同調査によると、中国人観光客1人当たりの平均買物額は1071ユーロに達した。

某メディアは、「今回の調査報告で、贅沢品業界の発展促進という点では、中国人観光客が先導している事実はもはや疑う余地がないことを再認識することとなった」とコメントしている。

パリには約10軒の免税店があり、ブランド香水、ブランド化粧品、ブランド衣類などのファッション製品を主に取り扱っている。免税となるため、価格はかなり安くなる。統計データによると、中国人観光客の平均買物総額のうち、これらの商品が買物額全体の87%を占めている。また、中国人観光客の93%が大都会パリでショッピングをしていることも明らかになった。

中国人観光客によるフランスでの買物総額は、ここ数年増加し続けている。増加率は、2007年に39%、2008年に23.3%、2009年には47%と激増した。中国人観光客の買物額は現時点で、買物額(売上)全体の15%・取引件数全体の13%を占めている。このような情勢は、多くのメディアから「噴水式増加」と呼ばれている。フランスのみならず、その他ヨーロッパ諸国でも中国人観光客の買物ぶりは極めて活発だ。グローバル・リファンド社の調査報告によると、1月から10月までのイタリアにおける中国人観光客の買物額は前年同期比34%、スウェーデンでは同比32%それぞれ増加した。フランス同様、スウェーデンでも中国人観光客がロシア人を抜いて「ショッピング王」の座に立った。(編集KM)

「人民網日本語版」2010年1月29日

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