西蔵(チベット)自治区の向巴平措(シャンパ・プンツォク)主席は10日、「チベット自治区第9期人民代表大会第3回会議」で政府活動報告を行った。2009年に国内外からチベットを訪れた観光客数は、前年比1.47倍増の延べ556万人、観光収入は同比1.32倍増の52億4千万元にそれぞれ達し、ともに過去最高を記録した。
同主席によると、チベット農村部の観光業は昨年、急成長を遂げたという。全自治区で4万2千人の農・牧畜民が観光サービスに参与し、観光収入は2億6千万元に達し、1万戸以上の農・牧畜民世帯が利益を得た。観光業の急成長は、関連産業の発展を大々的に促し、それらの発展維持に前向きな作用を果たした。
チベット自治区は2010年、観光業の急速な回復と飛躍的発展を中心とし、観光による経済効果利益とサービス品質の向上を重点目標とし、高級旅行と大衆観光旅行を結合させた発展モードを維持し、世界に名だたる観光目的地を目指して弛まぬ努力を重ねてきた。(1)国内外の旅行市場に向けた宣伝・販促活動 (2)一連の観光インフラ整備 (3)旅行商品の開発 (4)旅行生産安全・政治安全の確立 (5)業界管理 (6)旅行市場秩序の整備・規範化、(7)田舎旅行の発展 (8)旅行関連人材の育成という8つの重点実施項目の遂行に努めた。2010年には、国内外からの観光客数延べ600万人および観光総収入59億元の達成を目指す。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年1月11日