中国南部の海南省三亜市で開かれている「2010年ボアオ国際観光フォーラム」が「海南観光宣言」を発表した。宣言によると、フォーラムに参加した国や地域は、観光業の推進によりよい環境と条件を作り、世界経済の持続的な繁栄と安定を促すため、着実に措置を講じていくことで合意したということである。
宣言は「ポスト金融危機時代に、観光業を推進することは、特別かつ重要な意義がある」と指摘し、「中国政府は観光業の振興に向け、一連の政策や措置を取った。ここには、観光業を基幹産業として推進していく中国政府の決意が表れている、とフォーラム参加者も認識している」としている。
宣言はまた、平等、互恵、協力、共栄の原則の下、ボアオ国際観光フォーラムを今後、国際的な会議にし、長期的に海南省で開く方針が確認されたことを明らかにした。
「中国国際放送局 日本語版」より 2010年3月21日