観光都市を目指すチベットラサ、年間旅行者８００万人「
観光都市を目指すチベットラサ、年間旅行者８００万人「。
タグ： チベットラサ
素晴らしい故郷・幸福なラサ」をテーマとする第１回中国ネットメディア・ラサツアーキャンペーンが８月１１日開催された。ラサ市旅行局の姜嶺副局長は記者会見で、「ラサは『世界の１０大観光地』のひとつであり、『ヨーロッパの観光客に最も好まれている観光地である』」と、ラサの観光地としての魅力をアピールした。またラサ市委員会の馬新明副書記は、国内外の旅行者がラサ（チベット）の気候環境と治安問題に関して抱いているマイナスイメージについて、「高山病に対する医療水準は申し分ないといえる。夏は涼しく避暑には最適。冬は暖かく、多くの渡り鳥がここで冬を過ごす」「ラサは中国で最も安全な都市であり、昨年に刑事事件は１件も起きていない」などとして、旅行者の心配は誤解であることを強調した。調べによると２０１３年にラサを訪れた観光客数は延べ７９８万９４００人、観光収入は８２億１６００万元。１４年の上半期は、観光客数が２４１万７１００人（前年同期比１９．８％増）、収入が２７億７８００万元（同４３．６％増）と伸びている。
環境保護を積極推進、水の安全確保に２４時間監視システムラサはチベットの政治・経済・文化の中心として、近年、「環境立市・文化興市・産業強市・民生安市・法治穏市」の５つの戦略に力を入れ、経済社会と市民生活に目覚しい成果を上げた。ラサ市委員会常務委員の占推（Dradul）宣伝部長は、「環境立市」に対する取り組みについて次のように説明した。 ▽『緑あふれる街づくり』をテーマに、市内や幹線交通沿線の緑化プロジェクトを推進。市内緑化率３３．８％、森林範囲率１８．４％、清浄空気率９６％以上（年間維持）を実現した。 ▽『水の豊かな街づくり』をテーマに、河川の整備を実施。魚の生態系を保護した。 ▽『すべての家に暖房』をテーマに、都市の暖房プロジェクトを推進。冬に暖房のない市の歴史に終止符を打った。などというもの。
ラサの生態環境は良くもあるが脆くもある。いったん破壊されれば短期間での修復は難しい。このため市では方向性を定めた環境保護対策を実施。飲料水の安全を重点として、市の水環境の質を全面的に保護するために、６ヶ所の地下水の水源の保全に努め、２４時間のオンライン監視システムを設置した。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2014年8月29日
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