上海空港出入国検査ステーションが発表した情報によると、今年1月30日より江蘇省・浙江省・上海市が51カ国の旅客を対象に実施している、144時間以内のトランジットビザ免除制度に大きな効果があり、反響も良好だ。上海は4月20日まで、1万300人以上の外国人旅客の同手続を行っており、1日平均で延べ125人以上となっている。前年同期の72時間以内のトランジットビザ免除手続者数と比べ、4割以上増加している。
出入国検査ステーションの職員によると、同制度を利用する旅客の多くが、出張と観光を目的としている。江蘇省・浙江省・上海市は経済発展がめざましく、外資・合弁企業が数多く存在する。多くの外国人出向者はビザ免除制度の利便性、滞在の時間的余裕を理由に、同制度を中国出張・視察に利用している。また同地域は観光地が多く、外国人観光客の多くは同制度による6日間のビザ免除期間内に収まる旅行計画を立て、限りある時間内で少なくとも2都市を訪問できる。旅行費用を節約し、旅行の効率を高めることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月22日