中秋節と国慶節による長い連休により、今年の国慶節シーズンのピークは前倒しされそうだ。8月下旬のCtripの団体ツアーや自由旅行への予約数から見ると、9月28日から旅行者が急増し始めている。特に欧米など海外旅行客が多くなっている。ピークは9月30日~10月2日と予想する。
今年は、長期間の旅行者が増えている。国慶節シーズンの国内旅行商品を見ると、現状で4~6日の商品への予約が最も多い。7~10日と10日以上の旅程はそれぞれ25%、13%で、昨年同期比でそれぞれ140%増、300%増となっている。
人気の海外旅行先:タイ、日本、アメリカが上位
8月下旬のCtripの海外旅行(団体と個人)予約データに基づく分析では、今年の国慶節シーズンで最も中国人観光客に人気の海外旅行先は、上位からタイ、日本、アメリカ、シンガポール、オーストラリア、カナダ、ベトナム、イタリア、ロシア、マレーシアとなっている。
国内旅行:リゾート地や観光地が人気
Ctripのアナリストは、「リゾート地や観光地に人気が集まっている。従来から人気の観光都市や有名観光地が依然として人気で、三亜、麗江、桂林やコロンス島、故宮、莫高窟、西湖、上海ディズニーランドなどが集客スポットとなっている。「一帯一路」の影響で、甘粛省、新疆ウイグル自治区、内蒙古自治区など西部・北方ルートも今年になって人気を集めており、団体ツアーで供給がひっ迫する状況も生まれている」と述べる。
Ctripは8~9月の商品取引価格の浮動状況に基づき、前月比で価格が下がっている海外旅行先トップ10も発表している。上位から日本、スリランカ、イギリス、インドネシア、シンガポール、タイ、モルジブ、マレーシア、ベトナム、フィリピンとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月10日