今年の端午節(端午の節句)連休中、全国の文化・観光市場は全体的に安定し、秩序正しかった。文化・観光部データセンターの計算によると、中国全土の国内観光客数は前年同期比6.3%増の1億1000万人で、国内観光客の支出総額は同8.1%増の403億5000万元。文化・観光部が10日、ウェブサイトで発表した。
各地は連休中、特色イベントを次々と開催した。新型消費シーンとお得な措置が、人々の文化・観光生活を豊富にした。ドラゴンボート、ちまき、山歌、古曲鑑賞。伝統的な祝日の文化的な中身と観光発展が深く融合した。広東省、湖南省、浙江省、貴州省、雲南省などの地域ではドラゴンボートレースが開催された。湖北省武漢市は「武漢をスローに満喫」と題した一連の文化・観光イベントを開催。河南省は無形文化遺産の展示、端午の風俗習慣などの没入型のシーンで、観光客に伝統文化の魅力を届けた。各地はさらに伝統民俗及び民間芸術を、博物館、美術館、図書館、劇場、映画館などの文化空間に効果的に取り込み、文化と観光が深く融合する新たなシーンを豊富にした。
多くの観光客が現地でのレジャーや近場での観光を選択した。郊外の水遊び、収穫、農業体験、キャンプなどの活動が注目された。文化施設や商業街区が観光客の主な憩いの場となった。国家級夜間文化・観光消費集約エリアは現地に適した無形文化遺産体験や民俗市場などの端午をテーマとする特色イベントを開催し、夜間の消費の活力を持続的に引き出した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月11日