「十七大」報告案、5560人に及ぶ範囲で意見を聴取
昨年10月、中国共産党第16期中央委員会第6回全体会議は「十七大」を開催することを決定した。以降、党中央の指導の下で、「十七大」の準備作業が始動した。そこには主に以下の4つの面が含まれている。
「十七大」報告の起草作業について、李東生氏は次のように語った。
党中央の直接指導の下で、深い調査・研究を経て、広範に意見を聴取し、充分な民主性を発揮し、各方面からのアドバイスを活かし、「十七大」の報告を起草した。この報告案は中国共産党中央政治局会議で討議された後、5560人にも及ぶ範囲で意見を聴取した。
党16期中央委員会、中央規律検査委員会のメンバー、党の「十六大」代表、「十七大」代表、中央の党・政府・解放軍の各部門、各人民団体の党員責任者、各省・自治区・直轄市の党委員会および軍隊の各組織の党委員会責任者が全てこの報告案の討議・修正に加わった。中国共産党中央はまた、胡錦涛総書記が自ら主宰する党外人士座談会を開き、党外人士の意見を聴取した。各民主諸党派の代表、全国商工業連合会のリーダーたち及び無党派人士は、報告案に対して非常に良い提言を行った。
報告案は党内外の意見と建言に基づいて修正された。10月12日、党の16期第7回中央委員会全体会議は、「十七大」報告案を討議・採択し、正式に「十七大」に提出して審議を受けることが決定した。
中国は決して西側の政治制度をそのまま採り入れることはない
改革開放の29年の実践を経て、われわれは、政治体制改革が全面的改革の重要な構成部分として、改革全般の成功、人々の根本的な利益にかかわるものであると理解を深めており、ずっと政治体制改革に取り組んでいる。
われわれの政治体制改革は社会主義政治制度の健全化と発展であり、必ず4つの基本原則を堅持するという前提の下で、積極的かつ着実に進めなければならない。われわれは、我が国の国情を鑑み、人々の政治への参与の積極性を重視するとともに、これまでの歴史上の政治の成果を参考にすることは堅持しているが、決して西側の政治制度をそのまま採り入れることはない。政治体制改革当初から、われわれはこのように考えており、実践においても終始一貫した姿勢を堅持している。