一部の国や政府の要員はこのほど、北京五輪を支持し、聖火リレーの妨害行為を非難し、五輪の政治化への反対を表明した。新華社が伝えた。
南アフリカ第二の都市ケープタウンで行われた第 118 回列国議会同盟(IPU)会議の記者会見で南アフリカ国民議会のバレカ・ムベテ議長は11日、「北京五輪のボイコットや聖火リレーの妨害は人々の心をつかむことができない」と呼びかけ、「五輪は全世界の人民共同のスポーツイベントであり、良識を持つ人はすべてこのような行為を非難するだろう」と述べた。さらに、「西蔵(チベット)は中国の領土の一部で、『西蔵独立』の策謀は達成できない。世界のいかなる主権国家でも自らの領土が分裂されることを許すはずがない」とした。
タイのノパドン外相は同日、同国外務省が行った記者会見で、「タイは北京五輪を支持する。先日一部の国で発生した聖火リレーの妨害や破壊行為を非難し、19日のバンコクでの聖火リレーは順調に行う自信がある。タイはずっと北京五輪を支持し、人類の精神的遺産である五輪を政治と結びつけることに反対してきた。タイの指導者はすでに北京五輪の開幕式への出席を宣言している」と強調した。
ペルーのガルシア大統領はこのほど、ペルーの新聞に「中国五輪とその敵」と題した文章を発表し、国際的な一部の勢力が台湾や西蔵などの問題をたてに、北京五輪を妨害し、中国へのイメージを壊していると非難した。さらに、大統領自身とペルー政府はこれらの問題において中国政府を断固として支持し、中国がこの挑戦に対応する能力があると信じているとした。
「人民網日本語版」2008年4月12日 |