以下は4月10日22時ごろ、チャイナネットに届いたチベット問題についてのメールです。(文章は原文のままです)
初めまして。
いつも貴社のニュースを拝見しています。今回のチベット暴動事件とそれ以降一連の騒動について、深い怒りをもって見ています。ただ、今回の事でチベット問題などについて大変勉強になりました。
一部の「西側」媒体の歪曲、偏向報道には、正直怒りを通り越して恐怖すら感じます。もともと私は日本人なので、中国に対する「西側」の偏向報道については免疫がついていましたが、今回はさすがに異常に感じます。一部の政治家も含め、彼らはほどんど正常な精神状態ではなく、確かに「ヒステリー状態」ですね。恐らく彼らの「企て」が次々と失敗しているからでしょう。
日本のニュースを見ていたら、アメリカに行く途中に日本の空港へ寄ったダライ氏がトーチリレーの妨害を批判したそうです。恐らく、一連の卑劣で野蛮な妨害行為が暴露され、それに対する批判がますます高まっているので、取り繕っているんでしょう。もし、ダライ氏が本当に暴力を支持していないら、あの暴徒たちは彼の命令に従わないばかりか、逆に彼を陥れようとしている「造反者」です。だったら、何故ダライ氏はこの「造反者」を処分しないのでしょうか。造反者を処分する権限もなく、ただ衆目を欺く傀儡に過ぎないのであれば、最早ダライ氏には中国政府と対話する資格がないと言えます。 もっとも、彼の今までの言動や行動を見れば、彼が「平和主義者」なんてとても信じられませんから、あの暴徒たちは間違いなくダライ氏の「鉄砲玉」だと思いますが。
ただ、別の思考をすると、彼はひょっとして自分だけ中国に帰りたいのかも知れません。何しろ高齢だし、健康状態も良くないそうで、いくら支持者や崇拝者がいても所詮は流亡の身です。それに、オリンピックをどう「利用」しようと、中国政府と全世界の華人がダライ氏の言う「中間路線」なんて決して受けないことは明らかですし、ましてや独立なんて不可能です。このままトーチリレーが成功すれば、「企て」は失敗し、望みがなくなるわけです。そうすれば一部の者は「テロリスト」化するでしょう。目的のために手段を選ばない組織であれば「平和」なんて上っ面は無用です。つまり、ダライ氏は完全に用無し或いはかえって邪魔者となります。わが身の安全と晩年の安楽を考えて、何とか中国政府に有利な条件で帰国させて欲しいのかも知れません。でも、その前に彼の配下か「後ろ盾」によって暗殺される危険もあります。いつ裏切るか分からない人間より、死体の方が利用しやすいものです。こう考えると、彼は正に進退両難で、それが彼の支離滅裂な言動にも現れているようです。
いずれにしても、ダライ氏が本当に故郷に帰りたいと思っているなら、中国政府の原則に従い、最低でも祖国と祖国の同胞たちに自らの過ちを認めて、道義的責任をとらないといけないでしょう。
miyata
「チャイナネット」 2008年4月11日