中国が湿地生態の改善を継続的に推進

中国網日本語版  |  2022-01-23

中国が湿地生態の改善を継続的に推進。

タグ:湿地

発信時間:2022-01-23 16:24:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 今年は中国が湿地の保存に関する国際条約「ラムサール条約」に加盟して30周年となる。国家林草局が10日開催した記者会見によると、中国は過去30年にわたり湿地の保護と修復を強力に進め、湿地の生態状況を継続的に改善してきた。世界の4%の湿地を有する中国は、世界人口の5分の1が関わる湿地の生産、生活、生態、文化に対するさまざまなニーズを満たし、世界の湿地保護と合理的な利用に大きな貢献をしている。 


 中国の湿地保護はストック把握と基盤固め(1992-2003年)、応急保護(2004-2015年)、全面的保護(2016-2021年)の三段階を経て、湿地保護法の施行によって新時代のハイクオリティな発展という段階を迎えた。 


 近年は中国の法規・制度体系が整備されている。2021年末には湿地保護法が発表され、28カ所の省・自治区・直轄市が湿地保護の法規を導入。湿地保護法は今年6月1日に施行される。保護管理システムの基盤が構築された。中国は64カ所の国際的に重要な湿地を指定したほか、602カ所の湿地自然保護区、1600カ所以上の湿地公園、多数の湿地保護区を設け、湿地保護率は52.65%に達した。国務院は2003年に「全国湿地保護事業計画(2002-2030年)」を承認し、3つの5カ年計画を相次いで実施。中央政府は累計198億元を投じて4100件以上のプロジェクトを行い、地方政府と共に湿地生態の保護と修復を進めている。調査・観測体制も構築された。中国は世界で初めて3回にわたる全国湿地資源調査を完了した国であり、第3回全国国土調査において湿地は正式に一級地類に指定された。対外的な約束の履行も進んでいる。中国はラムサール条約常設委員会のメンバーおよび科学技術検討委員会の委員長として、グローバルな生態系ガバナンスに中国のアイデアとプランを提供している。 


 中国は2005年に国家湿地公園の試験的建設を開始した。それから16年間で「試験制」「昇格制」などの設立方式を通じて、国家湿地公園は899カ所に増えた。国家湿地公園は中国の自然保護制度における自然公園に分類され、240万haの湿地を効果的に保護しながら地域経済に500億元以上の成長をもたらした。約90%の国家湿地公園が無料開放され、国民は緑の自然環境を共有している。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月23日

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