四川省の綿陽空港でヘリコプターに乗った温家宝国務院総理は、6月5日16時ごろ唐家山付近の「せき止め湖」を視察した。ヘリコプターは「せきとめ湖」の土手に着陸し、温家宝総理は湖水を排出するための排水路を視察し、随行していた水利部の陳雷部長から、水位と天候についての報告を受けた。
温家宝総理は随行していた地元や関連部門のスタッフに、「現地で視察すると、『せき止め湖』の状況は想像よりも複雑だが、一刻も早くこの隠れた危険を取り除かなければならない。下流に住んでいる人たちはすでに臨時のテントに移住しており、暑さも厳しく、時間が長引けば困難はますます多くなる」と指示した。
温家宝総理は午後6時20分ごろ、唐家山の「せき止め湖」で作業している兵士たちを見舞った。
四川大地震の後、ロシアはMi-26大型輸送ヘリコプターを派遣し、唐家山の「せき止め湖」の緊急対応を支援して、大型の重機を輸送する任務を担った。温家宝総理はMi-26大型ヘリコプターの乗組員を見舞い、「私たちが最も困難な時期に、ロシア政府は救援隊や医療隊を派遣し、大量の物資や機材を輸送してくれた。ロシア政府とその国民、パイロットに感謝する」と語った。
「チャイナネット」 2008年6月6日 |