2008年北京五輪は、これまででスポンサー料収入が最も多いオリンピックだ。12の国際オリンピック組織委員会の長期パートナーを含め、合わせて62の内外の企業が、協力パートナー、スポンサー、サプライヤーなど様々な方法で、北京五輪組織委員会と協力関係を結んでいる。
R3メディアコンサルティングの推計では、2008年の中国広告業の資金投資総額は19%増の543億ドル、五輪効果で広告支出は86億ドル増える計算だで、北京五輪スポンサーの支出だけでも218億元に達し、前回と比べて52%増加した。
ロイター通信は、北京五輪のスポンサーは、かつてないしれつな広告戦争とPR戦争を繰り広げるだろうという論評を発表している。
ある新製品発表会で、日本のコクヨ株式会社の中国総代表である大田豊氏は、人の形をデザインした北京五輪の赤いマークが印刷されている新しい名刺を差し出した。
「私たちは2年を費やして、北京五輪のオフィス空間のデザインサービス・サプライヤーの資格を得たが、それだけの価値はある思っている」と、大田氏は嬉しさを隠せない様子だ。大田氏によると、コクヨのスポンサー料は、本社の「上限1000万ドル」以内に収まっており、同社は北京五輪唯一の日系スポンサー企業だ。
「チャイナネット」2008年8月6日 |