大地震から一夜明けて-東京は徐々に平静を取り戻す

大地震から一夜明けて-東京は徐々に平静を取り戻す。

タグ: 大地震,東北地方

発信時間: 2011-03-12 11:57:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東北地方で発生した大地震は、東京にも大きな揺れをもたらした。携帯電話はつながらなくなり、地下鉄とモノレールは全線運転見合わせ、高速も封鎖され、都内の交通は麻痺状態となった。

午前6時半ごろ、昨夜人や車でごった返していた道は、何台かの車があるだけで、いつもの土曜日早朝となんら変わらぬ姿となっていた。昨日、記者は18キロの道のりを車で9時間かけて帰った。

運転が再開された地下鉄は、平日の如く人でいっぱいだった。車両は満員となり、どの人も疲れの色を隠せずにいたが、表情は穏やかで、多くの人が目を閉じて疲れを癒していた。

駅で取材に応えてくれた川口さんは、昨晩事務所に泊まり、現在、地下鉄に乗って家に帰るのだという。川口さんの事務所は15階にあり、地震発生時は揺れがひどく、パソコンや書類が全て落ちたという。川口さんによると、これまでで最も強烈な地震で、発生とともに、その日は家に帰れないと悟ったそうだ。会社には70人の従業員がいるが、20人は歩きで自宅に帰り、残りの人は会議室に椅子を並べて休息をとったそうだ。昨夜、東京では多くの人が事務所で一晩を明かした。事務所は外よりも安全だと考えたのだろう。また、事務所には災害用に救急箱や食料品が備えてある。

川口さんは携帯で最新の交通情報をみせてくれた。全線運休だった交通機関は、徐々に再開され、川口さんも安心したようだ。川口さんは自分の乗る路線が再開されたと知って、急いで帰宅の準備を始めたという。

東京市内の主な地下鉄は全線再開され、モノレールも再開されつつある。ホームでは多くの人が携帯で家族と友達に無事を報告している。現在、携帯のメールも利用可能となった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」  2011年3月12日

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