温総理が福島訪問へ 中日関係の実質的調整の見通し

温総理が福島訪問へ 中日関係の実質的調整の見通し

発信時間: 2011-05-20 14:48:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「新華社」の5月19日の報道によると、中国国務院の温家宝総理は、5月21日から22日にかけて東京で開かれる第4回中日韓首脳会談に出席することになっており、東日本大震災後に開催されるこの会談は大きな関心を集めている。開催期間中、温総理は宮城県と福島県の被災地を訪れる予定で、これは中国政府と国民が日本国民を深く同情し、中国側の日本の震災復興を支援する意思を示している。

外交部の胡正躍部長補佐は先日行われたブリーフィングで、「今回の会談を通して、中国側は3国が自然災害への対応、原子力安全などの分野の協力を強化し、自然災害への対応能力を高め、災害のリスクと損失を減らし、互いに助け合い、ともに発展することを期待している」と語った。

清華大学国際問題研究所の劉江永教授は、日本の地震の影響は大きく、範囲も広いため、中日韓3国の今後の協力方針は調整が行われるとの見方を示す。

「日本で発生した地震、津波、それに伴う放射能漏れ事故のあと、各方面の注目点はやや変化し、中日韓の今後の協力、中でも原子力発電所の建設や原子力安全の協力強化は最優先課題となっている」と劉江永教授は話す。

社会科学院日本研究所の呂耀東研究院によると、過去に行われた3回の首脳会談の議題と比べると、今回の会談は東日本大震災後の情勢の変化にもとづき、自然災害や放射能漏れなどのこれまでになかった安全分野の協力に関する議題が増え、建設的な意味を持っている。自然災害などのこれまでになかった安全分野の試練を前に、中日韓3国は立場をまとめ、ともに取り組み、各国の利益に合ったやり方を進めると見られる。

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