イギリスの『デイリー・メール』の10月29日の報道によると、米国の宇宙飛行士スコット・ケリー氏がこのほど、宇宙滞在期間の最長記録を更新した。この記録更新は、米航空宇宙局(NASA)が行う火星の人体への影響の研究に重大な意義がある。
29日、スコット・ケリー氏の国際宇宙ステーション滞在期間は216日になった。これまでの最長記録はスペイン系米国人のマイク・アリゴヤ氏で、2007年に115日間滞在した。スコット氏は126日後に地球に戻る予定で、彼の滞在期間は約1年になる。その間、無重力での生活による健康への影響を調査するため、科学者はスコット氏と地上にいる双子の弟マイク・ケリー氏を比較する。
各種の実験のほか、スコット氏は多くの驚くべき写真を撮影し、神秘的な宇宙の世界も紹介している。