21日北京で開催された「2007年全国保険会議」によると、2006年の国内保険会社の保険料収入総額は5641.4億元に達し、前年比14.4%増えた。保険会社の年間資金運用益は合計955.3億元となり、平均収益率は5.8%で、前年比2.2ポイント高いものとなった。
保険業務の内容を見ると、損害保険保険料収入は1509.43億元で、同22.6%増。生命保険は3592.64億元で、同10.6%増。健康保険は376.9億元で、同20.9%増。人身傷害保険は162.47億元で、同14.9%増。2006年末現在、保険深度(保険料総額のGDP比)は2.8%で、保険密度(1人当たりの保険料)は431.3元となっている。
そのほか、資金運用状況を見ると、2006年末現在の運用保険資金残高が17785.39億元で、2006年年初に比べて26.2%増となっている。そのうち、銀行預金は33.67%で、年初比2.98ポイント低下し、債券投資は53.14%で、同0.49ポイント上昇した。国内株式市場が好況のため、保険会社全体で年間証券ファンド投資額は912.08億元で、直接の株式購入および未公開株の株権購入資金総額は合計929.24億元で5.22%を占め、年初比で4.1ポイントの上昇となっている。
一方で、2006年の保険会社の保険金支払額は合計1438.46億元で、同26.5%増となり、保険業の発揮すべき経済補償、社会管理などの役割を果たしている。
また、2006年末現在の保険会社資産総額は2兆元に迫る19731.32億元に達している。そのうち、中国生命保険グループの資産規模は全体の45.5%を占めて最大となり、その後に平安保険グループ、太平洋保険グループおよび人民保険持株会社が並んでいる。
現在、中国の保険会社(保険グループ会社を含む)は98社、保険資産管理会社は9社、保険業務仲介専門機構は2110社となっている。なお、保険会社のうち、外資系会社は41社となっている。
「チャイナネット」2007年1月22日