昨日の上海・深セン両証券取引所の時価総額は13.768兆元に達し、初めて香港証券取引所の13.6980兆元の時価総額を上回った。
香港証券市場は復活祭休暇に入っているため、取引がなく、直近の取引日は4月4日であった。同日の香港証券取引所の時価総額は13.8476兆香港ドルで、昨日の香港ドルの対人民元レート0.9892で計算すると、13.6980兆元となる。
昨日の上海証券取引所の時価総額は10.7138兆元で、そのうちA株市場は10.6430兆元、B株市場は708.66億元。深セン証券取引所の時価総額は3.0543兆元で、そのうちA株市場は2.9557兆元、B株市場は986.16億元。
上海証券取引所の規模も世界で上位10位に入っている、と業界筋は見ている。2006年11月のランキングでは、世界10位のスイスなの時価総額は約9.25兆元であったが、上海株式市場所の現在の規模はすでにこれを超えている。
専門家の間では、大陸部の市場が安定的な発展を維持できれば、その時価総額も急速に伸び続けるという見方を示している。チャイナモバイル、中国石油(シノペック)、中国海洋石油(CNOOC)などレッドチップ株が大陸部A株市場への上場が取りざたされており、これらの株のA株市場上場が実現すれば、大陸部株式市場の時価総額はさらに1兆元増えると見られている。
「チャイナネット」2007年4月10日