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中国株式市場の時価総額、初めて10兆元突破

 

「第1の保険銘柄」である中国生命保険(601628.SH)の正式のA株市場上場は、8107億元の株式市場時価総額の増加をもたらし、昨日の上海証券取引所上場株の時価総額は8兆3270億元に達し、新セン証券取引所上場株の1兆9214億元の時価総額をあわせると、すでに10兆25億元を上回り、これで上海・深セン両株式市場の時価総額は初めて10兆元の大台を突破したこととなり、GDPに占める割合も50%を上回る見込みで、これは中国証券市場発展史上の一里塚となっている。

最近の株価指数のうなぎのぼりの上昇は、上海・深セン両株式市場の時価総額がこの1カ月余りで相次いで7兆元、8兆元、9兆元と10兆元の4つの関門を突破した最大の原因である。

2006年11月30日、上海・深セン両株式市場の時価総額は70853億元に達し、初めて7兆元の大台を突破した。同12月20日、両市場の時価総額はそれぞれ6兆3045億元と1兆7394億元に達し、時価総額は合計8兆439億元となり、ついに8兆元を突破した。この間には、上海総合と新セン成分という2つの株価指数がそれぞれ12月14日、12月15日に史上最高を記録した。今年1月4日、今年最初の取引日には、上海・深セン両株式市場の時価総額は合わせて9兆594億元に達し、初めて9兆元の大台を突破し、8兆元突破からわずか8の取引日しかなかった。この間に、中国工商銀行、中国銀行に代表される銀行株の続伸は時価総額の急上昇の最大の原動力となり、今年1月4日にはまた、上海総合指数の2847.61ポイントの史上最高記録が作り出された。

国家統計局のチーフエコノミストの姚景源氏はあるフォーラムで、昨年のGDP伸び率は10.5%と予測した。仮に国家統計局公表の18.31兆元の2005年GDP修正値で計算すると、2006年の中国のGDPは約20.23兆元となる。これは、上海・深セン両株式市場の時価総額がGDPに占める割合が50%になることをも意味する。ちなみに、国家統計局公表の昨年第3四半期のGDP速報値は14.15兆元で、前年比10.7%増である。

昨年来の上海・深セン両株式市場の発展は目覚しく、その時価総額は数カ月で相次いで韓国などの新興市場を上回り、世界で成長の最も速い新興市場となっている。

時価総額の上昇にともない、証券市場の国民経済への影響も日増しに大きくなっている。「われわれは、向こう10年間に株式市場の時価総額が30~40兆元に達すると予想しており、証券化率(各種類の証券の時価総額とGDPの比)は約80%に達し、世界で大きな存在となる」、とある証券会社のトップは語っている。

「チャイナネット」2007年1月10日

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