企業家満足度指数が急上昇、経済成長に楽観視
国務院発展研究センターの中国企業家調査システムが10日発表した調査結果によると、調査対象となった全国の企業経営者のうち半数余りが企業の現状に「満足している」と回答し、企業家の現在の経済状況への満足度を示す満足度指数はここ数年で最高の水準に達した。
最近は生産と販売がともに順調で、価格が上昇傾向にあることなどから、中国企業の収益状況は近年で最高の水準に達した。調査対象企業の70.8%が今年上半期に黒字を実現し、50.4%の経営者が「経営状況は順調」と答えている。収益の状況については、52.9%の経営者が「正常」、8.5%が「正常を上回る」としており、両者を合計すると61.4%に達し、「正常を下回る」とした経営者より22.8%多く、2006年の調査時より2.8ポイント増えた。企業の現状に対する満足度をみると、50.5%の経営者が「満足している」と回答。企業家満足度指数は129ポイントで、05年の120.5ポイント、06年の124.1ポイントを上回った。
経営者は中国の経済成長に楽観的見通しをもっており、「今年の中国の国内総生産(GDP)成長率は10.5%を超える」とした経営者は70.9%、「11%以上」とした経営者は47.2%に上った。
「人民網日本語版」2007年11月12日 |