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中国工程院院士、「三峡=生態破壊」を否定
発信時間: 2007-11-14 | チャイナネット

「三峡プロジェクトは生態破壊」という海外メディアによる批判に対し、中国工程院のアカデミー会員である陸佑ビ院士が「それはまったくの間違った見解だ」と指摘した。揚子晩報が伝えた。

陸院士は次のように語った。

三峡ダムの年間発電量が847億キロワット時(kWh)で、これは石炭5千万トンを燃やしたときの電量に相当する。これほど大量の石炭の採掘、運送、燃焼による汚染はもっと大きいのである。実をいうと、三峡ダムは二酸化炭素の排出を年間1億2千万トン減少することができる。そう考えると、三峡ダムは「生態破壊」でなく、生態環境保護に役立っている。また、三峡ダムが排出する大量のCH4(水底の有機物が腐敗・発酵して発生するメタン)は長江の水質を汚染するという見解があるが、三峡ダムの底は岩石があるだけで、有機物はそれほど多くない。三峡の水質は今のところ良好で、2級を保っている。ただ、気温が上昇する時期にはときどき青藻や緑藻が出てくる。水質の富栄養化によるメタンの発生を防ぐため、我々は常に管理している。また周囲に建設した多くの汚水処理場により、基準を超えた汚染水が長江に流れこまないようにしている。

「人民網日本語版」2007年11月14日

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