「上海証券報」によると、中国国家発展改革委員会(発改委)農経司の方言副司長は20日、広州で開催された「第2回国際油脂油料大会」で次のように発表した。
中国は将来的に95%の食料自給率を保持しなければならない。これを実現するために、政策に力を入れ、農産物の供給を確保していく。
中国は人口の割に耕地が少ない。世界全体に占める耕地面積は7%で、世界の5分の1の人口を養わなければならない。中国が穀物輸入の枠を広げれば、食料の価格に影響が出ることから、国際社会は中国の動向に常に気を配っている。
第11次5カ年計画(2006~2010年、「十一五」)期間中、農作物の供給を確保するために資源の配置を最適化する4区域・9大農業地域の定義付けを行った。4区域はそれぞれ、▽黄淮(黄河・淮河)地域、長江中流・下流地域、東南地域、京津(北京・天津)地域が最適化発展区域▽東北地域(内蒙古自治区を含む)が重点発展区域▽西南地域、西北地域、新疆地域が生態農業を中心とした開発制限区域▽青蔵(青海・チベット)地域が生態環境の保護と機能を高める開発禁止区域―――と定義された。
第11次5カ年計画期間中、重要な農産物である穀物・綿・油・砂糖等の備蓄制度を完備し、中央の備蓄規模を適度に増やすことで備蓄在庫を強化していく。
「人民網日本語版」2007年11月21日 |