中国国家外貨管理局が9日、中国の資本市場の対外開放レベルを向上させるために、QFII(適格域外機関投資家)の投資限度額を300億ドルに増やすことを明らかにした。
国家外貨管理局ウェブサイトによると、2002年以来、中国はQFII及びQDII(適格国内機関投資家)制度のテストを着実に推し進め、理想的な成果を挙げている。QFII制度は、中国資本市場の投資コンセプトを転換し、先進的な投資リスク管理技術の応用を促し、中国資本市場の国際影響力を強めていると同時に、国内の上場企業のコーポレートガバナンスの整備や、資本市場の制度改革とメカニズムの革新などの面で、積極的な役割を果たしている。現在、QFII49社の証券資産の時価総額は2000億元に達し、中国資本市場の重要な機関投資家となっている。
また、QDII制度は、国内資金の投資ルートを広げており、国内投資家が国際市場で資産を合理的に配置し、投資リスクを分散する面で、積極的な役割を果たしている。現在、条件に合致した商業銀行、保険会社、ファンド会社及び証券会社のいずれもQDII業務を展開することができ、QDIIの主体を徐々に多様化させている。特に9月にファンド会社がQDII業務を始めて以来、QDII業務は急速発展の段階に入っている。
「チャイナネット」2007年12月10日 |