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専門家予測「来年の所得の伸びは物価上昇を上回る」
発信時間: 2007-12-21 | チャイナネット

今年、持続的に上昇した消費者物価指数(CPI)は、来年も同じように上昇するだろうか。これについて、所得問題を研究する中国人民大学人力資源管理系の文躍然主任は19日、「来年の所得の実質成長率は物価の伸びを上回る」との見方を示した。「北京晩報」が伝えた。

文主任の予測によると、2022年に中国人の一人当たり平均所得は現在の約3倍に達する。つまり現在1万元なら22年には3万元になるということだ。その頃にはたとえば茅台酒も値上がりして1瓶3万元になり、所得の伸びと物価の上昇とが実質的なバランス関係を保つことになるという。

今年7月の関連データによると、就業者の所得総額は02年が1兆3161億元、06年が2兆3439億元に上り、物価上昇を考慮した年平均実質増加率は13.5%で、1998~02年の平均の1.9倍に達した。就業者一人当たりの平均所得額は02年が1万2422元、06年が2万1001元、年平均実質増加率は12%で、同期の国民一人当たりの国内総生産(GDP)の年平均成長率9.2%を2.8ポイント上回った。

文主任は国民の多くに所得増加の実感がないことについて、「主な原因は、現在は消費支出の伸びが所得の伸びを明らかに上回り、通貨の購買力が低下していることにある」と説明する。

「人民網日本語版」2007年12月20日

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