中国投資有限公司は19日、米モルガンスタンレー社と取引合意に達したと発表した。合意に基づき、同公司はモルガン社発行の転換可能な出資証券を購入する。同出資証券は2年7カ月後に普通株に転換可能となり、モルガンスタンレー社はこの間に年利9％に基づき四半期ごとに中国投資有限公司利息を支払うことになっている。モルガン社株式の取得価格の上限は普通株の参考価格の120％。同出資証券をすべて転換しても、モルガン社株の同公司保有率は9.9％を超えない。

同公司はモルガン社の長期的な成長の潜在力を評価する。特に投資銀行、資産管理などの業務での市場ポジションや新興市場における業務発展の機会などを高く評価する。今回50億ドルの転換可能出資証券を購入する目的は、長期にわたり財務的な投資活動を行うことにあり、モルガン社の日常業務に参与することではない。

「人民網日本語版」2007年12月20日