16日に開催された2008年中国液化天然ガス(LNG)国際会議によると、「西気東輸(西部の天然ガスを東部に送る)」プロジェクト第2ルート建設案がほぼ決まった。予想投資総額は1434億9000万元(関税と増値税は含まず)で、幹線1本、支線8本が作られ、パイプラインの全長は8794キロになる。
中国石油天然ガス集団公司(ペトロチャイナ)天然ガスとパイプライン支社の侯創業副総経理によると、「西気東輸」第2ルートの幹線パイプラインは、新疆ウイグル自治区ホルゴス税関から中国に入った後、独山子、ウルムチを経由して、紅柳で「西気東輸」第1ルートのパイプラインと重なり、東の酒泉、山丹、武威を通って寧夏回族自治区の中衛で黄河を渡った後、「西気東輸」第1ルートと別れ、東南の西安、南昌、贛州を経由して、広州に到達する全長4945キロ。
支線は、新疆ウイグル自治区の輪南からトルファン、寧夏回族自治区の中衛から陝西省の靖辺、河南省の洛陽から江蘇省の徐州、江西省の南昌から上海、江西省の樟樹から湖南省の湘潭、広東省の翁源から深セン、広東省の広州から広西チワン族自治区の南寧、広東省の肇慶から湛江で、3849キロの長さだ。
侯創業副総経理は、「西気東輸」第2ルートは2010年に輸送を始め、2012年には輸送量300億立方メートルを計画している。
関係方面は「西気東輸」第2ルートの安全を確保するため、国内パイプ沿線のタリムと長慶天然ガス生産地域に対して、資源面のフィビリティスタディと探査開発計画の作成を行った。フィビリティスタディの結果、タリムと長慶ガス生産地域は、2015年までに陝西北京ルートへのガス供給が確保できるほか、毎年「西気東輸」第2ルートに100億立方メートルの応急天然ガス供給も可能である。
「チャイナネット」2008年1月17日 |