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発電用石炭が不足、中国各地で電力使用が制限 |
発信時間: 2008-01-23 | チャイナネット |
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中国では、広範囲の雪害で発電用石炭の供給が困難になっている。全国で毎日6963万キロワット分の電力が不足し、22日の時点で中国13の省・自治区で、電力使用制限の措置が取られている。 国家発展改革委員会は昨日、発電用石炭の確保について緊急に指示し、発電用石炭の輸送や重点発電企業の石炭供給の確保、非発電用石炭輸送の停止、特殊発電所への特殊手段への適用などを求めた。 国家電力網会社のデータによると、石炭供給が石炭消費を下回り、20日には全国の発電用石炭の在庫は、通常より40%以上少ない1773万トンになり、8日分の電力しか確保できなくなっている。 中でも華中電力網の石炭在庫はわずか7日分の557万4100万トンで、いつもの在庫量の半分以下だ。現在、石炭の在庫は毎日約10万トンづつ減っており、湖北省、重慶市、湖南省、四川省、江西省電力網の石炭在庫の減少も顕著である。 専門家は、今月末までに発電石炭の在庫は1400万トン前後になり、6日分の警戒ラインに迫るだろうと予測している。 「発電用石炭の深刻な供給不足は、華中電力網の電力供給に支障をもたらす主な原因」と話すのは、国家電力網会社関係責任者だ。 湖北統計局の葉青副局長は、湖北電力網における電力使用制限の主要原因も発電用石炭の供給不足にあり、湖北省ではすでにいくつかの電力使用量の多い企業に対して、オフピーク電力使用や電力使用制限などの措置を取っていることを明らかにした。 華中地域の大雪の影響で、華中電力網の電力供給の問題が落ち着くには、早くでも今週の金曜日ごろになると国家電力網筋は話している。 「チャイナネット」2008年1月23日 |
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