遼寧省地質鉱産調査院はこのほど、研究員の2年間に及ぶ探査活動を経て、同省本渓市地区で大型の鉄鉱層を発見したことを明らかにした。埋蔵量は10億トン前後に達すると予測される。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同院の王文清副院長によると、昨年の探査活動の結果、同地区の深さ1280～1500メートルの地点で一続きの鉄鉱層を発見した。鉄品位は約34％で、不純物の多い鉄鉱石（タコナイト）だという。これまでの空中磁気観測およびここ数年行ってきた地上探査などにより、埋蔵量は10億トンと推定された。

遼寧省は国内の鉄鉱石主要生産地の一つ。鞍山、本渓などの地域は鉄鉱資源が豊富で、国内の大型鉄鉱企業である鞍鋼や本鋼に鉄鉱石原料を提供し続けている。

「人民網日本語版」2008年1月24日