商務部の王新培・報道官は24日の定例記者会見で、中国とニュージーランドは15回にわたる交渉を通じて、自由貿易協議の中の実質的な問題について双方の意見が一致したことを発表した。両国は現在、協議文書の最終確認を行っており、各自の審査を終え次第、両国首脳が定めた目標に基づき今年4月には正式に自由貿易協定が調印される見通しとなった。中国商務部の公式ウェブサイトが伝えた。
王報道官によると、中国とニュージーランドの自由貿易協議は、胡錦濤・国家主席とヘレン・クラーク首相が2004年11月に共同宣言を行い始まったもので、中国が先進国と取り交わす初めての自由貿易協定でもある。温家宝・総理とクラーク首相は2006年4月、1~2年で交渉をまとめ、全面的で質が高く、バランスを保ち、双方が受け入れられる自由貿易協定を目標とすることで合意した。両国首脳はその後、数回にわたって踏み込んだ意見交換をし、交渉に不断の力を注いできた。
王報道官によると、中国とニュージーランド間の自由貿易は貨物、サービス、投資など各分野にわたっている。自由貿易協定の調印は両国の経済発展を促し、両国民がこの中から利益を受け、21世紀において相互利益とウィンウィンの全面的な協力関係をより一層深めていくのにプラスとなるという。
「人民網日本語版」2008年1月25日 |