曾培炎副総理は24日午後、スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラムに向けてメッセージを発表した。その中で、「協調的革新の力」というテーマをめぐって、世界経済と中国の発展における重要な問題についての見方を明らかにした。
曾培炎副総理は、「経済のグローバル化に伴い、国際的な経済貿易関係が日増しに強化され、貿易と投資がより盛んになってきた。しかし、最近、世界経済の発展の不安定性が拡大し、アメリカの低所得者向けの住宅ローン問題による危機の拡大、農産品や石油、鉱産物価格の上昇、保護主義の台頭、気候変動による圧力が強まった。これらの問題に対して、中国は国際社会と共に、積極的に解決方法を求め、世界経済の安定的かつ、持続可能な発展に寄与していきたい」と述べた。
曾培炎副総理はまた、中国経済の発展と改革について、「中国共産党の第17回代表大会は人を基本とする全面的に協調の取れた持続可能な科学発展理念を明らかにし、ゆとりのある社会を全面的に築き上げる目標に向って、新しい要求を提出した。中国は経済の安定的かつ急速な発展を保つと共に、発展の方式を転換し、製品の開発能力を強化し、持続可能な発展と体制改革を推進し、対外開放を一段と拡大するために努力していく」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年1月27日 |