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観光業の転換・グレードアップ
発信時間: 2008-02-18 | チャイナネット

観光市場が急速に成長

2007年に全国の観光市場は急速な成長を続け、観光業の総収入は初めて1兆元を突破し1兆900億元に達して、前年比で22.6%増加した。昨年中国の観光業の各指標はいずれも大幅に向上し、通年の入国観光客数はのべ1億3200万人で5.5%増加、そのうち入国宿泊者数はのべ5472万人に達している。中国は引き続き世界第4位の観光客受入国でアジア最大の観光客輸出国の地位を保っている。

国家観光局のデータによると、第9次5カ年計画期(2001~2005年)から、観光業の増加幅は10%前後に維持し、全世界のそれを3~5ポイント上回っている。これによると、世界観光機関(WTO)は中国が世界最大の観光国になる予測時期を2020年から2015年に繰り上げた。

国家観光局の担当者は、中国の観光市場は今後一定期間成長を続け、特に1人あたりGDPの4倍増という目標の実現が観光消費を質的に変化させるだろうと述べている。現在中国の1人あたりGDPは2100ドルを超え、そのうち広東省や山東省といった沿海部の省や北京、上海といった都市では既に3000ドル以上に達している。2020年までに1人あたりGDPを2000年の4倍にするという目標に基づくと、その時点での1人あたりGDPは3500ドルになる見通しだ。観光の発達した国家の経験によれば、1人あたりGDPが3000ドルを超えると観光消費が爆発的な成長の時期に入る。こうした情勢を踏まえて全国27の省(直轄市、自治区)は観光業を現地主幹産業、先導産業または第三次産業のリーディング産業として確立しており、観光業は各級政府から大きく重視されている。

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