中国国家統計局が10日発表した統計データによると、2月の工業製品出荷（PPI）は前年同月比6.6％％上昇した。2004年12月（同7.1％上昇）以来の高い伸びとなった。原材料、燃料仕入れ価格は8.9%上昇した。

工業製品出荷価格の中で、生産財出荷価格は同7.2%上昇し、その内訳は、採掘工業が25.3%、原料工業が8.8%、加工工業が4.1%の上昇だった。

消費財出荷価格は同4.9%上昇し、そのうち食品類価格は11.0%、衣服類は1.8%、一般日用品類は3.4%の上昇で、耐用消費財は0.6%低下した。

商品別で見ると、原油出荷価格は同37.5%上昇した。精製油のうち、ガソリン、ディーゼルオイルと灯油の出荷価格はそれぞれ8.7%、9.8%、11.4%。

化学工業製品のうち、ポリスチレンの価格は同1.4%低下、ブタジエンゴムは同20.3%上昇、テリレンフィラメントは同1.6%上昇した。

石炭採掘と選炭業出荷価格は同18.5%上昇し、原炭の出荷価格は19.4%上昇した。

鉄金属精錬、圧延加工業出荷価格は同17.9%上昇した。そのうち一般大型鋼材の価格は18.9%、一般中型鋼材は29.6%、一般小型鋼材は27.8%とそれぞれ上昇し、中厚鋼板は18.5%上昇した。

非鉄金属精錬及び圧延加工業出荷価格は、同6.6%上昇し、そのうち銅は6.3%、鉛は30.9%上昇し、アルミニウムと亜鉛はそれぞれ0.3%、24.9%低下した。

「チャイナネット」2008年3月10日