日本のみずほコーポレート銀行(みずほCB)の中村英剛・常務執行役員は17日、北京市の対外経済貿易大学で行われた第2回みずほファンド金融フォーラムに出席した際、「みずほCBの中国におけるネットワーク拠点が今年は10カ所に拡大する予定。引き続き企業向け業務を中心として中国市場開拓を進めるとともに、環境保護やインフラ設備の関連産業に投資していく」と発言した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中村常務執行役員によると、同行は今年も中国で銀団貸款(シンジケートローン)業務の開拓を進め、青島、広州、武漢、蘇州に支店を開設する計画だ。
中村常務執行役員は「みずほCBのアジアにおける重要市場である中国市場での業務が、現在安定的に成長している。現在、アジア市場での業務は世界での業務全体のうち45%のシェアを占める」と述べた。
また中村常務執行役員は「みずほCBには現在、中国の中小株式制商業銀行に株式参入する計画はないが、預金量が不足しているので、今年は社債を発行して資金を調達する予定」と述べた。
みずほCBは2007年、上海で瑞穂実業銀行(中国)有限公司を設立し、企業向け業務を中心に取り扱ってきた。中国で初めて法人化された外資系銀行であり、現在中国国内に本店と5つの支店、4つの代表事務所を構える。
「人民網日本語版」2008年3月18日 |