日本の三井農林株式会社担当者は17日、同社が中国から輸入しているウーロン茶の安全衛生状況に対して満足しており、今後も日本での中国製ウーロン茶の販売拡大に尽力していく方針を明らかにした。
日本最大の農産物・食品輸入企業のひとつである三井農林は、中国との間に長期にわたる取引関係を持つ。同社と福建茶葉進出口公司には20年に及ぶ協力関係があり、衛生的で安全、品質の高い中国製ウーロン茶が日本に大量輸入され、日本の消費者ニーズを満たしてきた。
三井農林飲料原料事業本部・購買部の辻聡博・部長は、「日本が2006年6月に『ポジティブリスト』を実施して以来、福建の茶農家や茶メーカーが生産し、弊社が輸入したウーロン茶が、日本での輸入通関検査で問題となった例は皆無だ。これは、福建茶メーカーの信頼に足る生産方法を裏づけるもので、弊社が誇りを持って中国と、さらには福建との協力を続けることを可能とするものだ」とコメントしている。
中国茶葉有限公司は17日、福建でウーロン茶安全衛生会議を開催した。三井農林の代表と200人以上の茶農家・茶加工メーカーの代表が、今後のより安全かつ高品質のウーロン茶生産について討議を進めた。
「人民網日本語版」2008年3月18日 |