ホーム>>経済>>業種動態
天津税関、自動車輸入が大幅に増加
発信時間: 2008-03-19 | チャイナネット

税関の統計によると、今年1月から2月までに天津で通関手続きを受けた自動車は2万5400台で昨年同期比2.2倍に、金額にして8億9000万ドルで同比2.3倍にのぼった。「新華網」が伝えた。

天津税関によると、輸入自動車増加の主な原因は、中国の自動車輸入政策が順調に実施されるようになったため。中国政府はここ数年、輸入許可登録制、自動車ブランド販売規則、輸入自動車到着時の関税全額支払制、自動車消費税調整、関税調整など、自動車の輸入にかかわる一連の政策を次々と発表してきた。これらの政策が順調に実施されるようになったことから、自動車輸入が安定し、輸入自動車の台数も成長を続けた。

また新たな自動車管理規則の実施も、1~2月の自動車輸入の増加原因となった。輸入自動車に対しては今月1日から、車両識別のためのVINコードを使った管理制度が取られるようになった。輸入車の3C証明書(工業規格)を持つ輸入業者は、自動車を輸入する前に、国家認証認可監督管理委員会が指定した証明書認定機関に3C証明書を携えて出頭し、輸入車のVINコードを申請する必要がある。証明書認定機関は申請書を審査し、輸入車のVINコードをまとめたデータベースを作る。新たな政策の実施により、国内の多くの販売代理店が自動車輸入資格を持たなくなることになるため、大型代理店各社が新政策の実施前に自動車を輸入し損失を避けようとしている。

「人民網日本語版」2008年3月19日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· アジア最大の航空機整備格納庫が北京に完成

· 世界の物価水準調査 アジアは東京が最高

· 天津検疫部門、輸出食品企業を全面検査

· 天津税関、自動車輸入が大幅に増加

· 中国初の1万TEUクラスのコンテナ船が試験航行