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中国、5年連続でFDI信頼感指数がトップに
発信時間: 2008-03-27 | チャイナネット

コンサルティング大手の米A.T.カーニーは、このほど発表した海外直接投資(FDI)信頼感指数(FDI Confidence Index)で、中国は対象となっている25カ国の中で、5年連続してトップだった。

浙江省で開催された外国業者投資商談会で交渉している内外のビジネスマン

 

コンサルティング大手の米A.T.カーニーは、このほど発表した海外直接投資(FDI)信頼感指数(FDI Confidence Index)で、中国は対象となっている25カ国の中で、5年連続してトップだった。2位は3年連続のインド。

A.T.カーニーのレポートは、53%の投資家が環境保護と省エネ関連の製品や技術開発に力を入れているとしている。中国はすでに世界経済成長の重要な原動力の1つで、中国市場は急速な成長を続け、輸入も絶えず拡大している。2007年の中国の輸入額は9558億元に達し、世界3位だった。

現在、世界経済の成長は鈍化しており、主要先進国の消費の伸びも低下している中、中国の消費市場は活発で、輸入の伸びも加速している。2008年1月から2月、中国の社会消費財小売総額と輸入総額はそれぞれ前年同期より20%、31%増え、輸入は30億元増加した。

国民の生活水準の向上に伴って、消費理念と消費方法にも大きなな変化が現われ、中国企業と外国企業の協力関係の構築に有利な条件をもたらした。

1つはエコ消費の高まりだ。エコ製品からリサイクルまで、資源節約から生態系保護まで、すべての面で大きな発展の潜在能力が潜んでいる。

2番目は信用消費の流行である。近年、中国のクレジットカードの発行枚数は年平均80%以上で増加し、信用消費額はすでに6300億元に達している。これは国内外の金融機関の協力の展開に新しい空間を切り開いた。

第3は、ネット消費が成長しつつあることだ。2007年の中国のインターネットユーザーはすでに2億3千万人に達し、消費規模は約4000億元、今年は5800億元になると予測されている。これはIT、電子商取引などの産業の発展をけん引すると見られている。

第4はリース消費の将来性が大きいことだ。

これらのチャンスは国内企業にとって大きな魅力である。

「チャイナネット」2008年3月27日

 

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