ホーム>>経済>>視点
中国経済に全面的インフレのリスク 統計局局長
発信時間: 2008-04-03 | チャイナネット

国家統計局の謝伏瞻局長は雑誌「求是」最新刊に発表した文章の中で、中国には急速な経済成長から過熱気味の経済成長に転換し、構造的な価格上昇から全面的なインフレに移行するリスクが存在すると指摘した。こうした状況に直面して、無計画に量やスピードを追求する指導方針をきっぱりと捨て、投資やプロジェクトの拡大をひたすら追求する姿勢を断固として抑制しなければならないという。

中央経済活動会議が確定した「総量を抑制し、物価を安定させ、構造を調整し、バランスを促進する」という総合的な要求に基づき、今後はマクロ調整を引き続き強化・改善し、資金貸付と土地という「二つのバルブ」をしっかりと締め、新規着工プロジェクトへの投資に対するコントロールを強化し、資金貸付の総量と実施テンポをしっかり把握して、金融の安定を維持していく。穀物、食用植物油、肉類といった基本的な生活に必要な物資とその他の不足が深刻な商品の生産を強化し、効果的な供給の増加や物価上昇観測の安定化に努力する必要がある。同時に基本的な消費財の価格上昇により生活が困窮する低所得層への補助金を拡大することも必要だ。

「人民網日本語版」2008年4月3日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 胡錦涛主席、ボアオ・アジアフォーラム開幕式に出席へ

· アジアの経済成長は今年も続く アジア開発銀行

· 中国経済に全面的インフレのリスク 統計局局長

· 中国のファッション市場に大きな変化

· 人民元高が加速 苦境に立つ貿易企業