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現在の経済情勢は油断できない 国務院常務会議
発信時間: 2008-04-17 | チャイナネット

温家宝総理が招集する国務院常務会議は16日、現在の経済情勢を分析し、今後の経済対策を策定した。会議では次の指摘がなされた。

今年に入ってからの国際経済環境の変化と国内における記録的な雪害の発生を前に、中央政府は迅速に効果的な対策を講じ、非常に困難な状況の下で、災害との戦いと被災者の救済、および災害復興において重大な勝利を収め、国民経済の穏やかな急成長を維持した。

現在の国際経済環境は複雑かつ厳しく、世界経済の成長は減速し、国際金融市場は動揺し、穀物や石油など一次製品の国際価格は上昇を続けている。国内経済の運営における最も際立った問題である物価は依然高い水準にある。農業生産と農民の増収を制約する要素も多い。固定資産投資には再上昇の圧力が依然存在する。省エネ・排出削減は依然厳しい状況にある。直面する困難と問題に対し、断じて油断はできない。

引き続き経済構造の調整と経済発展モデルの転換を推し進め、穏健な財政政策と緊縮的な通貨政策を堅持し、マクロ経済政策の安定性と連続性を保たなければならない。経済成長が急速から加熱へと転じ、物価が構造的な上昇から明らかなインフレへと転じることの防止をマクロ調整の最重要任務とする。特に物価上昇とインフレの抑制を優先しなければならない。

「人民網日本語版」2008年4月17日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温家宝総理が招集する国務院常務会議は16日、現在の経済情勢を分析し、今後の経済対策を策定した。会議では次の指摘がなされた。

今年に入ってからの国際経済環境の変化と国内における記録的な雪害の発生を前に、中央政府は迅速に効果的な対策を講じ、非常に困難な状況の下で、災害との戦いと被災者の救済、および災害復興において重大な勝利を収め、国民経済の穏やかな急成長を維持した。

現在の国際経済環境は複雑かつ厳しく、世界経済の成長は減速し、国際金融市場は動揺し、穀物や石油など一次製品の国際価格は上昇を続けている。国内経済の運営における最も際立った問題である物価は依然高い水準にある。農業生産と農民の増収を制約する要素も多い。固定資産投資には再上昇の圧力が依然存在する。省エネ・排出削減は依然厳しい状況にある。直面する困難と問題に対し、断じて油断はできない。

引き続き経済構造の調整と経済発展モデルの転換を推し進め、穏健な財政政策と緊縮的な通貨政策を堅持し、マクロ経済政策の安定性と連続性を保たなければならない。経済成長が急速から加熱へと転じ、物価が構造的な上昇から明らかなインフレへと転じることの防止をマクロ調整の最重要任務とする。特に物価上昇とインフレの抑制を優先しなければならない。

「人民網日本語版」2008年4月17日

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