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中国の自動車市場は最重要市場の一つ 三菱社長
発信時間: 2008-04-22 | チャイナネット

三菱自動車工業の益子修・代表取締役社長は、2008年北京国際モーターショーのメディア向け開放デーに取材に応える中で「三菱は中国自動車市場を最重要市場の一つと考えている」と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

益子社長によると、三菱自動車は今年2月、今後3年間の長期経営プラン「Step Up2010」を発表した。経済が持続的かつ急速に発展する中国市場は世界が認める最重要市場であり、三菱も経営プランの中で中国を重点市場の一つと明確に位置づけ、より積極的な措置を取り各種業務を展開していくとしている。

益子社長は、今後もより広い範囲で中国事業を継続的に拡大するため、次の3点をコア戦略として重点的に進めていくことを明らかにした。

(1)中国で生産された三菱車種の販売業務の強化。中国の協力パートナーとの業務協力のさらなる強化。08年以降は、三菱ブランドのMPV車と中型乗用車の中国現地生産を予定する。

(2)中国でのエンジン生産事業の拡大。08年に合弁エンジン企業2社がそれぞれ新型エンジンを発売する予定で、多様化する市場ニーズに一層対応し、より高い環境保護性能を実現することを目指す。

(3)日本生産の輸入完成車を引き続き中国市場に投入する。08年には新型4車種を投入し、09年と10年にもそれぞれ新型1車種を投入する計画だ。特に10年に投入する予定のコンパクトSUV(スポーツ用多目的車)は、世界最大の市場の一つである中国市場を特に意識して開発作業が進められている。

「人民網日本語版」2008年4月22日

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